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作品のすみっこ
2019年06月19日
ギャラリーの「どこでもドア」をくぐってすぐ右手には、
このような説明が書かれています。“このマークがついているものは、複製です。”
このマークとは、『パーマン』に登場する「コピーロボット」のことですね。
鼻のスイッチボタンを押すことで、押したものと
そっくり同じ姿になるコピーロボットのマークですが作品の解説パネルや……
額のすみっこの方にも
複製を示すマークとして、活やくしているんです。
ギャラリーでは、世界に1枚しかない貴重な原画を長く保全するために、
複製原画を活用して展示しています。コピーロボットがかわいくても、原画に触れたり、鼻を押したりしないでくださいね。
より多くの方に、当時のままの原画に近い色合いや絵のタッチで
作品を展示していくための、しるしなんです。
館内の注意事項を守って楽しく過ごしてください♪
「Fのロボ友 原画展」後期が始まりました!
2019年05月28日
本日、5月28日(火)より「Fのロボ友 原画展」の後期が始まりました!
すべての原画が入れ替った後期企画展には、
『キテレツ大百科』で助手を務める、あの“ロボ友”も登場しますよ♪
大全集 キテレツ大百科「海底の五億円」の原画他にも、どんなロボ友たちの姿が見られるのか
ぜひ間近でご覧くださいませ☆原画の境目
2019年05月19日
本日ご紹介するのはこちら。
大全集 少年SF短編『ふたりぼっち』の原画常設展示「名作まんがの数々」で紹介している、
SF短編の中の一つ、『ふたりぼっち』の作品です。こちらは、1979年(40年前)に描かれたお話。
ふたりの主人公が描かれている原画をよぉーく見ると
山がふたつ、学校もふたつ。
そして、足元にある町に注目すると……建物と建物の風景の間に
うっすらと境目のような線が見えるのがわかりますでしょうか?実は、大全集だとこんな風になっています。
原画と印刷物、こんな違いがあるのですね!
他の原画はどうでしょう?大全集との違いを、じっくり探してみるのも原画鑑賞の楽しみ方の一つ。
ぜひギャラリーのライブラリーでお確かめ下さいませ♪まんが原画になる前?
2019年05月12日
本日は、常設展示の「まんが家、藤子・F・不二雄」のコーナーから、
今まで先生がどのようにして作品を描かれていたのかを覗いていきたいと思います。こちらは「アイデア手帳」。
鉛筆で書かれたアイデアのメモ=作品になる前の“タネ”が、手帳に描かれています。
そして、こちらは「アイデアノート」。
ノートの下段1ページが8等分され、さらに中には
原稿1ページ分のコマ割りがされている様子がわかります。まさに、原稿用紙に描き始める前!という感じなのでしょうか?
手帳から取りだされたいくつかの“タネ”たちは
このようにして、少しずつまんが原画へと姿を変えていったのかと想像しながら
鑑賞するのも楽しいですね!ちなみに、このアイデアノートから生まれた大長編作品のタイトルは、
常設展示の解説で知ることが出来ますよ。さて、どのお話かな?
ぜひ、作品とご一緒にお楽しみくださいませ。原画鑑賞のポイント
2019年04月27日
ギャラリーでは、
藤子・F・不二雄先生の直筆原画を展示中です。
「このお話、まんがで読んだから知ってるよ!」という方もいらっしゃると思います。
そんな皆さまに直筆原画ならではの鑑賞のポイントをお伝えします。
本日は、まんが原画の「写植」についてご紹介しましょう。
大全集 ドラえもん「地底の国探検」の原画
このように、吹き出しの中のセリフが手書きの字ではないことにお気づきになりますか?
このセリフの文字部分を“写植”と呼んでいます。
写植(しゃしょく)とは、写真植字(しゃしんしょくじ)の略で、
カメラを使って映し出された文字なんだとか。
これらの写植は、先生ご本人が貼られたものではなく、
コミックスなど、たくさんの人の目に触れるため、印刷する流れで貼られたものです。皆さまのお手元にある印刷物では感じることができない凹凸や
糊の跡などは原画ならではの味わいのひとつ。
ぜひこの機会にじっくりながめてみてはいかがでしょうか。
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原画展「まんがに見る食の風景」スタート!