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原画の境目
2019年05月19日
本日ご紹介するのはこちら。

大全集 少年SF短編『ふたりぼっち』の原画常設展示「名作まんがの数々」で紹介している、
SF短編の中の一つ、『ふたりぼっち』の作品です。こちらは、1979年(40年前)に描かれたお話。
ふたりの主人公が描かれている原画をよぉーく見ると
山がふたつ、学校もふたつ。
そして、足元にある町に注目すると……
建物と建物の風景の間に
うっすらと境目のような線が見えるのがわかりますでしょうか?
実は、大全集だとこんな風になっています。
原画と印刷物、こんな違いがあるのですね!
他の原画はどうでしょう?大全集との違いを、じっくり探してみるのも原画鑑賞の楽しみ方の一つ。
ぜひギャラリーのライブラリーでお確かめ下さいませ♪まんが原画になる前?
2019年05月12日
本日は、常設展示の「まんが家、藤子・F・不二雄」のコーナーから、
今まで先生がどのようにして作品を描かれていたのかを覗いていきたいと思います。
こちらは「アイデア手帳」。

鉛筆で書かれたアイデアのメモ=作品になる前の“タネ”が、手帳に描かれています。
そして、こちらは「アイデアノート」。

ノートの下段1ページが8等分され、さらに中には
原稿1ページ分のコマ割りがされている様子がわかります。
まさに、原稿用紙に描き始める前!という感じなのでしょうか?
手帳から取りだされたいくつかの“タネ”たちは
このようにして、少しずつまんが原画へと姿を変えていったのかと想像しながら
鑑賞するのも楽しいですね!ちなみに、このアイデアノートから生まれた大長編作品のタイトルは、
常設展示の解説で知ることが出来ますよ。さて、どのお話かな?
ぜひ、作品とご一緒にお楽しみくださいませ。原画鑑賞のポイント
2019年04月27日

ギャラリーでは、
藤子・F・不二雄先生の直筆原画を展示中です。
「このお話、まんがで読んだから知ってるよ!」という方もいらっしゃると思います。
そんな皆さまに直筆原画ならではの鑑賞のポイントをお伝えします。
本日は、まんが原画の「写植」についてご紹介しましょう。

大全集 ドラえもん「地底の国探検」の原画
このように、吹き出しの中のセリフが手書きの字ではないことにお気づきになりますか?
このセリフの文字部分を“写植”と呼んでいます。
写植(しゃしょく)とは、写真植字(しゃしんしょくじ)の略で、
カメラを使って映し出された文字なんだとか。
これらの写植は、先生ご本人が貼られたものではなく、
コミックスなど、たくさんの人の目に触れるため、印刷する流れで貼られたものです。皆さまのお手元にある印刷物では感じることができない凹凸や
糊の跡などは原画ならではの味わいのひとつ。
ぜひこの機会にじっくりながめてみてはいかがでしょうか。
気になる影
2019年04月14日
本日は、現在開催中の企画展「Fのロボ友 原画展」のポスターをご紹介!

画面左上に見える、こちらの影はだれでしょう?

どうやらこのキャラクター、複数の作品に登場していて
登場するお話によって、設定が違うようですよ。実は、常設展示「名作まんがの数々」でも紹介している、
こちら『21エモン』の作品にも……!
『21エモン』第2巻 カバーイラストの原画おや?画面に何か映り込んでしまったようです。
一体何者なのでしょうか?!気になる答えは、企画展「Fのロボ友 原画展」で探してみてくださいね!
ご来館前にする、「あること」とは?
2019年04月07日
4月といえば、入学シーズンですね。
館内は、お客さまに心地よく過ごしていただけるよう
ギャラリーのスタッフたちで、
お客様のご来館の前後には、いつもあることをしています。そのあることとは……

ふきふき。

ころころ。

きゅっきゅっ。
ガラスのケースは
とくに汚れが目立ちやすい場所。気持ちを込めて、ていねいにお掃除しています。
館内がきれいだと気持ちがいいですね♪

新生活もぴかぴかのギャラリーで、 皆さまをお待ちしております!
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