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まんが原画になる前?
2019年05月12日
本日は、常設展示の「まんが家、藤子・F・不二雄」のコーナーから、
今まで先生がどのようにして作品を描かれていたのかを覗いていきたいと思います。こちらは「アイデア手帳」。
鉛筆で書かれたアイデアのメモ=作品になる前の“タネ”が、手帳に描かれています。
そして、こちらは「アイデアノート」。
ノートの下段1ページが8等分され、さらに中には
原稿1ページ分のコマ割りがされている様子がわかります。まさに、原稿用紙に描き始める前!という感じなのでしょうか?
手帳から取りだされたいくつかの“タネ”たちは
このようにして、少しずつまんが原画へと姿を変えていったのかと想像しながら
鑑賞するのも楽しいですね!ちなみに、このアイデアノートから生まれた大長編作品のタイトルは、
常設展示の解説で知ることが出来ますよ。さて、どのお話かな?
ぜひ、作品とご一緒にお楽しみくださいませ。原画鑑賞のポイント
2019年04月27日
ギャラリーでは、
藤子・F・不二雄先生の直筆原画を展示中です。
「このお話、まんがで読んだから知ってるよ!」という方もいらっしゃると思います。
そんな皆さまに直筆原画ならではの鑑賞のポイントをお伝えします。
本日は、まんが原画の「写植」についてご紹介しましょう。
大全集 ドラえもん「地底の国探検」の原画
このように、吹き出しの中のセリフが手書きの字ではないことにお気づきになりますか?
このセリフの文字部分を“写植”と呼んでいます。
写植(しゃしょく)とは、写真植字(しゃしんしょくじ)の略で、
カメラを使って映し出された文字なんだとか。
これらの写植は、先生ご本人が貼られたものではなく、
コミックスなど、たくさんの人の目に触れるため、印刷する流れで貼られたものです。皆さまのお手元にある印刷物では感じることができない凹凸や
糊の跡などは原画ならではの味わいのひとつ。
ぜひこの機会にじっくりながめてみてはいかがでしょうか。
気になる影
2019年04月14日
本日は、現在開催中の企画展「Fのロボ友 原画展」のポスターをご紹介!
画面左上に見える、こちらの影はだれでしょう?
どうやらこのキャラクター、複数の作品に登場していて
登場するお話によって、設定が違うようですよ。実は、常設展示「名作まんがの数々」でも紹介している、
こちら『21エモン』の作品にも……!
『21エモン』第2巻 カバーイラストの原画おや?画面に何か映り込んでしまったようです。
一体何者なのでしょうか?!気になる答えは、企画展「Fのロボ友 原画展」で探してみてくださいね!
ご来館前にする、「あること」とは?
2019年04月07日
4月といえば、入学シーズンですね。
館内は、お客さまに心地よく過ごしていただけるよう
ギャラリーのスタッフたちで、
お客様のご来館の前後には、いつもあることをしています。そのあることとは……
ふきふき。
ころころ。
きゅっきゅっ。
ガラスのケースは
とくに汚れが目立ちやすい場所。気持ちを込めて、ていねいにお掃除しています。
館内がきれいだと気持ちがいいですね♪
新生活もぴかぴかのギャラリーで、 皆さまをお待ちしております!
さくらの名所
2019年03月24日
万葉線の最寄り駅“志貴野中学校前駅”から、
ふるさとギャラリーへ向かう並木道の桜たちは
まだ蕾のままなのですが……先生が学生時代によく訪れたとされる場所、高岡古城公園では、
少しずつ桜の花が咲き始めているようです♪高岡古城公園は、「さくら名所100選」に選ばれており、
18種類、約1800本の桜が植えられています。
また、毎年4月上旬から中旬には、「高岡桜まつり」が開催されており、
夜桜のライトアップもお楽しみいただけます!ギャラリーへのご来館の前と後、両方どちらでも
お花見をお楽しみいただけるかも?展示室にある「反射幻燈機」から映し出される『高岡の記憶』には、
高岡古城公園のお話も登場します。芝生に腰をおろした、のび太君の様子は
「子どものころ、ぼくは“のび太”でした。」と話されていた
当時の先生の姿を思わせてくれます。先生は季節ごとにも、さまざまなお話を生み出されていました。
高岡古城公園の季節ごとに変わる景色も、
そんな作品たちの生まれるきっかけとなったのでしょうか。ぜひ、春のふるさとを満喫してくださいませ。
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